貸金業者登録をしていない業者を使うということ
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金融庁でも強く警告していますが、全国の貸金業は登録制となっています。勝手に複数に貸し付けを行う事は出来ません。しかしながら貸金業登録をせずにお金を貸してビジネスをしている業者が存在します。日頃は表には出にくいですが水面下で活発に活動をしています。
違法性がある事を認識して活動しているので法令で決まっている事を基本的に無視していますので、もし利用してしまうと借入時は良くても返済が困難になったり生活に支障が出たりする事例が多くなっています。
法令無視ということは金利・貸付・返済も法外
一般的に「闇金」とくくられがちな法令無視の、貸金業に登録していない業者はどれも同じではありません。著者が取材した5業者でも金利や貸付方法が異なっています。共通しているのは、貸付業者登録をしていて法令を厳守している業者と違って金利が高い事です。
返済時の対応に関してもそれぞれ独特の催促を行う事が目立ちます。つまり法的に違反しているとかは気にしていないので貸し付け方、返済催促もかなり自由に行っています。特に闇金と言われる非登録業者を利用すると問題になると言われる金利は年利20%以下で運営している事はまずありません。
金利も20%以下はなくトイチ・トゴなどの超高金利も
闇金業のお金の考え方は「超短期で高い利益を上げる」事が基本なので年間で20%以下で貸し付けている事はまずありません。多いのが10日に1回金利を払うという請求があるものです。10日で50%~10%の高金利で貸し付けるという事もあります。というよりも全く法的な縛りを受けないので10日で100%でもありえます。
多いのが数日で何割という方法で金利回収をする形態で、耳障りからすると数日で1割、3割、5割という響きが何となく一般的な業者との差が分かりにくいですが年利にすると300%を超えるという事では、一般的な金利である3%~18%に比較するだけで年利300%という数字がおかしい事がわかるはずです。
100万円に対しての300%を計算すると凄まじい年利だとわかります。年利100%で100万円に対して100万円が金利なので300%だと300万円が金利です。放置すれば借りた元本の数倍のお金を請求してくる事でしょう。法的な縛りを無視するので手段を択ばない取り立ての可能性もあります。
想像を絶する闇金の取り立てのあった時代から令和へ
昭和・平成の闇金の取り立て経験のある人から話を聞くと当時の取り立ては非常に厳しいものであったと言います。フィクションとして闇金をもとにした映画がありますが、あの世界が空想ではなく一部は本当にあったという事です。
徹底的に追い込んで暴力と脅しを駆使しながら利子を定期的に回収して莫大な利益を得る闇金が存在していました。令和になってから社会的問題化すると、闇金は水面下に潜る傾向にあり催促も暴力を使わない事が多くなっています。
- 金利が年利で100~300%以上も
- 利子回収は10日~20日に1回
- 返済催促は電話が主流
- 職場・自宅にも再三の電話
- 近所への借り入れ情報漏洩
- 家族・恋人にも連絡を入れる
- 様々なイタズラ・嫌がらせ
暴力は使わない傾向でも言葉の暴力・追及は強力
令和になり大手消費者金融・街金融業が金利20%以下で経営をする中では街金といわれる非合法な貸し付けビジネスは厳しくなります。しかし融資をしてもらえる会社の見つからない破産者・無職・審査に通過しない人達は一時のお金を求めて闇金から借り入れてしまうと、返せなくなる、返済日を過ぎる事があります。
元々金利が非常に高くて、金利を支払う日が月に数回やってくるので行き詰まるのです。そうなると時間に関係なく電話が鳴り響き、電話では言葉の暴力が並びます。とにかく脅迫をしてでも金利を回収しようとします。金利をもさぼるのが仕事なので遠慮などありません。法的に縛られていないので好き放題やれます。事務所を持っていないのが基本、使う携帯電話も違法なものであることが多いので違法な事をしても中々捕まりません。
イタズラ・脅し・周囲を巻き込んででも回収をします。時に親類・家族にまで嫌がらせをする事もあるので闇金から借りてから返済が出来ないと苦労します。返済が出来るなら早めに完済をして関わらない事が何よりの対策です。同時に闇金は違法なものなので返済義務がありません。闇金から借りたお金のせいで自己破産する必要もありません。もしも闇金と関わってしまったら闇金に詳しく実績の高い弁護士に連絡して相談してくだ。即日で取り立てが無くなる事もあります。
闇金専門弁護士は即座に対応する体制にあるので精神的に追い詰められる前に相談しましょう。借り入れをする時は審査の甘い金融会社もあるので、貸金登録をした事務所を持つ正規業者を使う事が大事です。